vol.2 老け顔を造るシワをケアしよう!①「大じわ」と「小じわ」

老け顔を造るシワをケアしよう!①「大じわ」と「小じわ」

「大じわ」と「小じわ」

シワの中には、肌の浅い部分(表皮層)にできている「小じわ」と肌の深部(真皮層)が崩れて
深い溝の状態になってしまった「大じわ」の2つに分けられます。
「小じわ」は主に乾燥が原因で「ちりめんじわ」とも呼ばれる小さなシワの集合です。
「大じわ」は「表情ジワ」が元に戻らなくなった状態や肌が常に折り曲げられている為に溝が
深く刻み込まれてしまったものを言います。

図

水分の補給で改善できる「小じわ」
小じわは主に肌表面の乾燥によって角質層の弾力がなくなり浅い溝状になってしまう事からできてしまうもの。化粧水や美容液が浸透しやすい部分でもあるので、まめな水分補給で改善することができます。しかし、油断していると次第に溝が深く刻まれる事により、大じわへと移行していくのでしっかりケアが必要です。

肌深部が原因の「大じわ」
肌が常に折り曲げられてできる「表情ジワ」が元に戻らなくなった状態や加齢によって肌深部のコラーゲン組織などのハリや弾力に関わる部分が壊れ、肌細胞がおちくぼんで深い溝になってしまった物を言います。こうなってしまうとケアはなかなか大変です。根気よくその原因を排除し再生を促していけば徐々に改善されていきますが、こうなる前の予防ケアがとても重要です。

 

POINT 肌の酸化を抑制して肌細胞をきれいに保つ



肌細胞やコラーゲン組織を壊す原因から守る

紫外線と酸化

コラーゲン組織や肌深部の細胞が元気できれいな状態なら深刻な「大じわ」の心配はありません。
けれど年齢とともに再生力が落ち、もともと弱った状態になっていると、できてしまった溝は戻りません。そこで、肌の深部を壊していく原因から守るのが重要ポイント。
その原因の代表が紫外線と酸化。紫外線の中でも午前中に量の多い紫外線A波は肌の深部にまで到達し、コラーゲン組織を壊していきます。
更に怖いのが酸化と言われるもの。空気に触れているだけで起こり、肌がさびる状態です。
肌がさびると、鉄が錆びるように肌細胞やコラーゲン組織をぼろぼろと壊していくので要注意です。

紫外線防止剤と酸化防止剤

紫外線防止剤はUVクリームと良く言われる物で、ファンデーションや下地クリームにもその機能が付加されている事が多いようです。太陽の下に行く時に限らず室内でも紫外線は存在するので油断大敵!シワの原因になる紫外線A波から肌を守るにはPA+という表示のある物を選んで使用しましょう。PAの後にある「+」の数が多いほどその効果が強いという意味です。
一方「酸化」から肌を守るには酸化防止作用のあるスキンケアを行います。
酸化防止剤は自ら酸素と結びつき肌細胞の酸化を防ぎます。
レチノールやアスタキサンチン等が有名です。

 

 

0 / 1 ページ 0 件中
( 0件目 から 0件目)